Piano Duo Trenkner/Speidel

Another disappointment from MDG. Neither the recorded sound nor the performances convey Reger's unique sound world. Two piano music is a treacherous endeavor and Reger's especially so..

Max Reger作曲： モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ作品132は管弦楽曲で、その後Reger自身が二台ピアノのために編曲したものが作品132aです。このCDには含まれていませんがピアノ連弾への編曲もあります。初めに聞き覚えのあるモーツアアルトのピアノソナタ第11番イ長調 K.331トルコマーチつきの第1楽章の主題がイ長調6/8拍子で提示され、繰り返された後に８回変奏され、終曲フーガとなります。オーケストラ版と違っている点もあり、2台ピアノ版では、第8変奏がModeratoの活動的かつ小規模な変奏に替えられています。Max Regerがピアノの名手であったためかピアノ演奏者への要求水準は大変高い様です。 このCDのTrenker-Speidel Duoはきれいなタッチの演奏で、表現にも好感が持てます。 収録曲はVarations and fugue on a theme by Mozart, Op.132aVarations and fugue on a theme by Beethoven, Op.86Introduction, Passacaglia, and fugue Op.96 録音は透明感がある自然な音場を感じさせます。二本のマイクロフォンを用い、ピアノからの距離と高さを調整することにより直接音と間接音のバランスを取る、自然な収録を行っていると思われます。CDはゴールド仕様のきれいなものです。