Plum Pla-Act 10: Sanada Kiwami Yoroikazari Plastic Model Kit, Multicolor

ガンプラを中心に模型製作をしてきましたがたまには違うものをと思い、好きな戦国武将をモチーフとし、かつてのダンボール戦機のようなカッコカワイイ感じに惹かれ本商品を購入しました。（※このレビューでは、ロボットプラモでもっとも知名度のあるガンプラを引き合いに出しますが、あくまで説明のためであり批判を目的をしたものではありません。）キット自体の内容としては、一昔前のＨＧシリーズのガンプラそれも２桁番台というところでしょうか。部品数削減を目的としたからであろうが、所謂モナカ割りとよばれる部品構成が多い。そのため、色分けも少なく未塗装では物足りなさがある。後ハメ加工をしない場合、製作手順をしっかり考える必要もある。ほぼスナップフィット(一部要接着)であるが、噛み合わせがきつくダボを削るなど製作には多少の加工が必要。関節部はＰＣ素材で加工・塗装がしづらい。その代わり可動はスムーズで安定性も良い(一部チョット…な所もある。股関節と足首のＰＣ同士の関節)。ガンプラのように鋭角部の面取りが無く、シャープに見えるが取り扱いに注意。値段と内容からガンプラと比してどうかと問われれば、お勧めし辛いことも確かにある。ですが、本キットがまったくの良い所がないかと言えばそうではありません。欠点があるからこそ、それを克服するという「楽しみ」があるのです。作成手順を入念に考え、接着・加工・着色等。地道な作業の繰り返し、手間をかけただけに愛着が湧きます。完成品を眺めつつ悦に浸るのも楽しいものです。※これから作る人への参考にＰＣ製の関節パーツは少々手がかかりますが加工・塗装ができます。ゲート跡・パーテングラインはプラ坂に張り付けたタミヤの紙やすり（400→６００→１０００）で地道にやすることで「だいたい」消えます。場合によっては２４０番も使用、ただし傷が残りやすいので注意。塗装は、ガイアマルチプライマーを塗布してから塗装（筆者はアクリジョンを使用）できます。塗膜は強いとは言えないのでスレ対策にクリアランス調整をした方が良いでしょう。もう一つ、関節パーツを差し込むフレームパーツのダボ（棒）の面取りのエッジが立っていてＰＣのダボ穴にハメづらく削ることがあるので、面取りを少し丸めると差し込みやすくなります（特に膝関節）。

なかなか良い

商品のデザインが気に入りました。梱包も丁寧でした。