Once Upon a Time In...Hollywood [DVD]

3時間近い映画だったが、飽きることもなく楽しめた。そっちこっちでタバコを吸って、タンを吐き散らし、みんな汚い言葉で罵り合ったり、笑い合ったりする。ゴールデン洋画劇場でみた西部劇のヒーローの実像。きっとハリウッドの舞台裏ってこうだったんだろうなと思う。今は表面がクリーンになっただけで、逆に裏がキツイ世界かも。ブラッド・ピットはこういう半分危ない役柄がよく似合う。真面目な戦車長や神話のヒーロー、アキレスより、斜に構えた態度と少し闇を備えている人物、そんな感じ。初期の「テルマ&ルイーズ」の頃からきれいな男前のくせに、前科アリ役もそうだった。ディカプリオも「タイタニック」のきれいな顔の若造から、どぎつい役柄を好んでやっているのか、ついにこんな落ちぶれたヒーローみたいなのにもピッタリに至る。日本では、壁ドンのクズなラブコメ映画出身なのに、ダーティ役の主演こなせるように成長した若手はなかなか居ない。マーケットが小さくてそういう機会が少ないのかもしれない。かわいそうなのはダコタ・ファニング。子役の頃は可愛くて、天才少女だったのに、今作ではブラッドにコメディタッチで惨殺される。東西の違いなく、天才子役の成長は難しい。本作でもきれいな子役がでてたが。。最後の番外のディカプリオのCM撮影シーンは結構笑える。

good product

落ち目のムービースター(ディカプリオ)と彼のスタントマン(ブラピ)を中心に1969年のハリウッドを活写した作品。ディカプリオの名演とブラビの男前さが堪能できる。シャロン・テート事件で締めくくくり、と思いきや絶妙な展開へ。タランティーノぽいバイオレンスは、クライマックスまでおあずけ。それがゆえに鮮烈である。

タランティーノは裏切らない。衝撃のラストシーンはイカれてる。

淡々と進む分かりやすいストーリーでしたが、なんだかノンフィクションとかドキュメンタリーのようで、物足りなさを感じました。ただ元売れっ子俳優の葛藤とかヒッピーカルチャーとか、所々に面白い要素が入り混じってました。

リズムと展開がタランティーノ節。タランティーノ好きにはたまらない逸品です。

作品は映画館で見てよかったのでDVDを楽しみにしていました。翻訳されてるといっても和訳がなくて台詞がわからないので一度見たら後なかなか見る機会がなくケースがインテリアになってます。

字幕に日本語がないと言うことを表記して欲しかったです。吹き替えが無いのはわかったけど字幕が無いのはわかりませんでした。よろしくお願いします。