Full description not available
1**P
ギリシャ指標について学ばずに、オプション取引の成功はありえない。
中級~上級者向け。プション取引の基礎知識がない初心者にとっては読み進めるのが難しい本。ギリシャ指標と損益の関係について詳細に解説している本は稀有なので重宝すべき1冊。株式投資の買い持ち(Long)ポジションの代替として「Call買い」を仕掛けるオプション取引の初心者は多い。しかし、問題は、どの権利行使価格(OTM, ATM, ITM)を選択するかである。異なるギリシャ指標を示して、それぞれのメリット&ディメリットを解説してくれる(CHAPTER4)。実際の取引において、ストップオーダー(ロスカットポイント)を置くべき「株価」を算出するための計算式(Change in option price ÷ Greeks = Change in stock price)を「プレミアム(オプション価格)」と「ギリシャ指標」を用いて説明してくれる箇所は必読ポイント。実際のトレーディングで役立つことだろう(CHAPTER5)。割高なIVのときに、オプションを売るチャンスが生まれるが、問題となるのは、どのくらい離れたOTMの権利行使価格を選択するかである。現在の株価、IV水準、残存日数の関係から、1標準偏差(68%の確率)で収まるターゲットとなる権利行使価格を導き出す方法を説明してくれる(CHAPTER10)。IVが割高なのか、割安なのか、を判断するには、ボラティリティ・チャートを読み解く必要があるのだが、IVとHVとの9つの関係をチャート(具体例)を示して解説してくれる。ボラティリティ・チャートを読み解く方法を教えてくれる書籍はほとんどないので、参考にしたい(CHAPTER14)。その他のCHAPTERでは、様々なオプション戦略において、ギリシャ指標が損益にどう関係するかが詳細に解説されている。取引を時系列で追いながら、ギリシャ指標の変化と損益の変化が理解できる流れである。書籍のタイトルの通り、オプションを取引するとは、ギリシャ指標を取引することである。ギリシャ指標について学ばずに、オプション取引の成功はありえない。
A**ー
Good practical educations
but almost no descriptions about deriving formula.
Trustpilot
2 months ago
1 month ago