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K**I
Great read
Informative and detailed
格**ん
内容と地名
内容は非常に面白いが、地名が我々の知っている現在の地名と異なるので、一寸興味が減退する。
K**R
西洋に莫大な富をもたらした陸上および海上ルートの東西交易路の歴史
タイトルの「絹の道」の「道」が複数形(roads)であることが示唆するように中国と地中海世界を結ぶ交易路は一本道ではなく、幾通りもの陸路と幾通りもの海路で結ばれていたというのが著者の認識でその幾通りもの交易路の歴史書。アレキサンダー大王の東方遠征以前の古代ギリシャ文明全盛期には、すでにペルシャを経てインドに至る交易路は存在していたが、それ以東の中国に至る大陸横断の交易路シルクロードは紀元前119年頃に匈奴を制圧した前漢王朝の時代に中国側から扉が開かれた。私を含めた日本人が抱くシルクロードのイメージはというと、西洋と東洋のかけ橋で文化や工芸品などが行き交う東西の交易路という平和なイメージが定着しているが、この本はそういうシルクロードの「光」の部分よりもむしろ領土や宗教や交易利権をめぐる戦争、陰謀、略奪、奴隷売買、疫病など「影」の部分を洗い出した歴史書で暗く血生臭い描写も多くロマンはほぼゼロ。「シルクロード」は、はじめは陸路の互恵的通商路で文明の交叉路だったが、大航海時代を境に様相が一変して西洋が植民地化した東洋から富を略奪するための海路に変貌した。かなりの紙幅を割いてキリスト教、ゾロアスター教、イスラム教、ヒンズー教、仏教等、シルクロード周辺諸国の様々な宗教を取り上げ、とりわけキリスト教やイスラム教などの教義や布教・伝道、宗教論争、宗派間の勢力争いや数次にわたる十字軍の遠征などを詳述しており、宗教史に関心の薄い方は読み疲れするかもしれません。シルクロードというタイトルでこれだけのボリューム(本文522頁)の本でありながら、地中海沿岸や中近東諸国に割り振った紙幅に比べてインドより以東の中国を核とした東洋文明への言及があまりにも少ないと感じました。著者がアラビア語に堪能で中近東やアラブの歴史に精通しているせいなのか公平に見ても小アジアや中近東への偏りが強い。第16章以降のざっと200頁は著しく中近東に偏ったただの近現代史。シルクロードというテーマに馴染まない話がほとんどで多くの読者が期待する内容ではないと思う。欧米列強の覇権争いやペルシャ湾岸の油田開発や第一次および第二次世界大戦、その後の冷戦等の近現代史でシルクロードというテーマから著しく逸脱して必要以上に長編になっていることは否めない。新説を謳ってはいるが、シルクロードというテーマなのだから海路に拡大してもせいぜい大航海時代までで良いのではないか。
C**N
Superb
Surperb! brilliant!This book is extremely enjoyable and enlightening.
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4 days ago
3 weeks ago
4 days ago